生活習慣病とは?
日本は世界的にみても有数の長寿国であり、医療技術の発展とともに平均寿命を著しく伸ばしてきました。ですが、長く健康に生き続けるうえで問題視されているものの1つに「生活習慣病」があります。
生活習慣病とは、日々の生活習慣が大きく影響を与えるとされる病気のことです。具体的な疾患として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、肥満、高尿酸血症・痛風などがあります。
これらの疾患は、偏った食生活、運動不足、ストレス、喫煙、過度のアルコール摂取などの生活習慣の乱れが主な原因で起こります。
生活習慣病の原因は?
生活習慣病の主な原因は、偏った食生活、運動不足、過度のストレス、喫煙、アルコールの過剰摂取などの日々の生活習慣にあります。これらは体内の代謝や循環系に悪影響を及ぼし、様々な疾患を引き起こす可能性があります。また、遺伝的な要因も生活習慣病の発症リスクに関わるとされています。
特に、糖尿病に関しては遺伝的な素因が認められており、血縁者に糖尿病に罹患している方がいる場合には、発症リスクが高まるとされています。
生活習慣病の症状は、その種類により異なります。例えば、高血圧症では頭痛やめまい、糖尿病では多尿や喉の渇き、心疾患では胸痛や息切れなどが見られます。
しかし、生活習慣病は初期段階では自覚症状がない場合が多いことが特徴です。そのため、定期的に健康診断を受けずにいると、発見された時にはすでに進行してしまっていたというケースも珍しくありません。
こんな場合はご相談ください
Career History
高血圧症
高血圧症は連続的な血圧測定により、収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧80mmHg以上が持続する時に診断されます。
糖尿病
糖尿病は空腹時血糖値やヘモグロビンA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均)の検査や尿検査により診断されます。
脂質異常症
脂質異常症は血中のコレステロールや中性脂肪を検査することで診断されます。
生活習慣病の治療は、まずは生活習慣の見直しから始まります。
それは疾患が高血圧症でも糖尿病でも変わりません。
健康的な食生活、適度な運動、ストレスの管理、禁煙・節酒などが基本的な対策となります。それだけでは不十分な場合には、同時に薬物療法を行います。
生活習慣病は、進行すると心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化といった重大な循環器疾患に繋がる恐れがあります。そうした疾患の早期発見と進行予防のために、週1回、大学病院の循環器内科の専門医を招き、診療を行っています。
初回診療では、まず院長が患者様の状態を診察し、必要な場合には専門医と協力のうえ、治療を進めていきます。